オートミールダイエット

オートミールのメリット・デメリットについて

 

オートミールを毎日食べると腸内環境が改善されお通じが改善されるメリットがあります。また、血糖値の上昇を抑える働きもあるので、食べ過ぎなければダイエットにも最適な食事です。

しかし、オートミールは長期的に食べ続けて緩やかにダイエットができる特徴がありますので、短期間(1ヶ月以内)でダイエットしたい人には向きません。

 

オートミールを毎日食べ続けた結果、お通じが良くなるのでダイエット目的で食べている人も多いです。

 

オートミールを毎日食べることのメリット4つ
まずはオートミールを毎日食べると、体に起こるとされるメリットです。

日本人に不足しがちな食物繊維を手軽に取ることができる
腸内環境が改善され、便秘が改善される
お米やパンに比べダイエット効果が高い
コストパフォーマンスに優れているので食費が浮く
低GI食品であるオートミールは、お米やパンに比べると血糖値の上昇を抑える効果が高く、太りにくいというメリットがあります。そのため長期間にわたって主食をオートミールにすれば、ダイエット効果が高まるでしょう。

一方で毎日食べ続けるデメリットもある
オートミールを毎日食べ続けると、3 つのデメリットが生じることもあります。

体質に合わない人の場合は便秘をしやすくなる
食べすぎると太る
加糖して食べ続けると生活習慣病の原因にも
オートミールはそのままだと味がない分、甘いシロップなど加えて食べることも多いでしょう。しかしオートミールは腹持ちが良い分、適量な糖質が含まれており、そこに加糖して食べると糖質オーバーの原因にもなります。毎日加糖して調理したものを食べるのは、あまりおすすめできません。

またヨーグルトがお腹に合わない、といった人がいるように、オートミールの食物繊維が体質的に合わない人もいます。食べるたびに下痢や便秘をするといった人は、毎日食べるのをやめて一日おきにしたり、食べる量を減らす必要があります。

オートミールを毎日食べるうえでの注意点
オートミールは基本的に毎日食べても問題ありません。しかし間違った食べ方を続けていくと、体に悪影響を及ぼします。ここからはオートミールを毎日食べるうえでの正しい食べ方や、ポイントを紹介します。 

1日の目安は100グラム、1食30グラムを目安にする
オートミールは食べ過ぎると太ったり、お腹を壊したりする原因にもなります。そのため1日に食べる量は100 gまでとし、一食あたり30gを目安に調理しましょう。

なぜ1日100gが目安なのか。これは、オートミールに含まれる豊富な食物繊維が関係します。

オートミール100gに含まれる食物繊維はおよそ10gであり、これは成人男性が1日に必要な食物繊維のおよそ半分です。

食物繊維は他の食品にも微量に含まれていることが多く、これ以上オートミールを食べると食物繊維を取りすぎることにもつながります。腸内環境を整える意味でも、オートミールは適量を守りましょう。

ダイエット目的で3食すべてオートミールはおすすめしない
ダイエットのために3食すべてをオートミールにする人もいますが、栄養が偏る原因にもなるのでおすすめできません。同じ食品を食べ続けることは栄養バランスが崩れることにもなるので、オートミールは1日1~2食にしたほうが良いでしょう。

また、栄養豊富なオートミールですが、それだけを食べ続るのはやめましょう。例えば江戸時代に流行った病に「脚気(かっけ)」がありました。これは庶民でも白米が食べられるようになり、1日3食白米ばかり食べてほかの栄養をとらずにいたら、ビタミンB1欠乏症を引き起こしてしまった病気です。

やや極端な例ですが、オートミールだけを食べ続けるのも体には良くありません。ほかの栄養バランスも考え、オートミールだけを食べるといったことは控えましょう。

もし、ダイエットを目的としてオートミールを食べるのであれば3食のうち1食は酵素ドリンクに置き換える、置き換えダイエットがおすすめです。

朝食に食べるのがおすすめ
オートミールは朝食に食べることが大切です。ほかの時間でも良いのですが、朝食にオートミールを食べるとセカンドミール効果が発揮され、ほぼ1日を通じて血糖値の上昇を抑える効果があるからです。

また、朝食に適度な糖質と水溶性食物繊維を摂ると、痩せホルモンとも呼ばれるGLP-1が分泌されます。とくにダイエット目的でオートミールを食べる場合は朝がおすすめです。朝食にオートミールを食べることでお昼まで満足感を維持し、血糖値の上昇を抑えることから太りにくい体をサポートしてくれます。