血糖値の上げやすさを表す GIとは?

食後の血糖値の
上げやすさを表す
GIって何?
同じ糖質を含む食品でも、血糖値の上げやすさは種類によって異なります。それを数値で表したのが、GI(グリセミック・インデックス)です。GIが高い食品では食後の血糖値がすばやく上昇し、GIが低い食品では血糖値の上昇がゆるやかに。血糖値や体脂肪が気になる人には、GIの低い食品がオススメです。

食後の血糖値対策に
役立つ成分と
そのはたらきとは?
糖質をカットしなくても、GIの低い食品を選んだり食べる順番に気を付けたりすれば食後の血糖上昇を抑えることは可能です。
こうした食事の工夫と組み合わせて活用したいのが、糖質の吸収を抑える機能性を持つ成分です。
ここでは、代表的な成分のはたらきを紹介します。

消化酵素のはたらきを阻害して
糖の吸収を抑える
サラシノール
食べ物から摂った糖質は、消化酵素によって分解されてカラダに吸収されます。サラシノールは、小腸に存在する消化酵素のはたらきを阻害することで、糖の吸収を抑えます。

アカシア樹皮由来
プロアントシアニジン
アカシア樹皮の抽出物に含まれるプロアントシアニジンというポリフェノールは、糖質を分解する消化酵素のはたらきを阻害し、糖の吸収を抑えます。

グァバ葉ポリフェノール
緑茶やウーロン茶には含まれない、グァバ葉特有のグァバ葉ポリフェノール。グァバ葉ポリフェノールは、糖質を分解する消化酵素のはたらきを抑え、糖の血液中への吸収を遅らせます。

0.19小麦アルブミン
小麦に含まれるたんぱく質の一種である0.19小麦アルブミン。0.19小麦アルブミンは、膵臓(すいぞう)から分泌される膵液に含まれる消化酵素のはたらきを阻害し、でんぷんの消化・吸収を抑えます。

糖の吸収スピードをゆるやかにする
難消化性デキストリン
水溶性食物繊維の一種である難消化性デキストリン。食べ物の糖質が消化酵素によって分解されてできた単糖(ブドウ糖)の吸収スピードをゆるやかにする作用があります。

イヌリン
食物繊維の一種であるイヌリンには、小腸でのブドウ糖の吸収を抑制する作用があります。また、イヌリンが腸内細菌によって代謝されて産生される短鎖脂肪酸には、膵臓からのインスリン分泌を促進するはたらきがあると考えられています。