夏の疲れやすいは「糖質バテ」の可能性も。

放置厳禁!夏の疲れやすいは「糖質バテ」の可能性も。対策法は?

 

蒸し暑い日が続きますね。

そのせいか「最近ぐったり疲れやすい」という方もいるのでは?

夏は室内外の気温差や、食欲低下で体調を崩しやすい季節。ただし、倦怠感や眠気を覚えるのが決まって「食後」なら気をつけて!放っておくと健康に黄色信号を灯す「糖質バテ」の可能性があります。

その症状「糖質バテ」かも?

意外と知られていないけれど、注意したい「糖質バテ」。

あなたもすでに陥っているかもしれません。このような症状や習慣がないか、まずはチェックしてみましょう!

□食後にだるさや眠気を感じる、集中力が低下する

□食事の後、身体を動かすことが少ない

□冷房の効いた部屋でじっとしている時間が長い

□夏は冷たい麺類やアイスクリーム・コーラばかり口にしている

□朝食を抜くなどして、1日1~2食で済ませることが多い

□夜は寝苦しく、睡眠不足ぎみ

1つでも当てはまるという人は、「糖質バテ」に要注意。ここからはそのメカニズムについて、詳しく見てみましょう。

体内で一体何が?放置できない「糖質バテ」のメカニズム

糖質バテを起こすとき、身体のなかでは血糖値が急激に上がり下がりする「血糖値スパイク」が起こっている可能性があります。

食事から吸収された糖分は、ブドウ糖として血管に取り込まれて血糖値をグン!と上昇させます。すると今度は、その血糖値を下げる大量のインスリンが分泌されるため、血糖値はガクン!と降下。

こうした急激な変動は一時的な低血糖状態をもたらし、眠気や疲労感・倦怠感を引き起こすのです。

糖質バテを起こしやすいのはどんな人?

このような糖質バテは

麺類などの炭水化物や、清涼飲料水など甘いものばかり好む人
1食抜くことが多く、次の食事でドカ食いしてしまう人
あまり身体を動かさず、血中のブドウ糖消費が進まない人
睡眠不足で「食欲をコントロールするホルモン」が効かない人
などに起こりやすいとされています。

健康診断で「血糖値の値が正常な人」も注意

食後の「血糖値の変動」は、健康診断の数値からは読み取ることができません。そのため、血糖値が基準値を満たしている健康な人でも、糖質バテを起こすことがあります。

糖質バテがひんぱんに起こると、夏太りや老化を招くことも。さらには糖尿病をはじめとしたさまざまな健康リスクにつながる可能性があるため、早めに改善することが大切です。

糖質バテを防ぐ方法は?

糖質バテは、食事スタイルを変えるなどの方法で改善していきましょう。

1日3食を心がける

空腹状態が長く続くと、食べた後の血糖値が上昇しやすくなります。たとえば朝食を抜き、ランチに大盛のざるうどんを選ぶと、血糖値の乱高下幅が広がるおそれも。1日3食、決まった時間にほどよい食事量を心がけ、血糖値をコントロールしていきましょう。

ベジファーストも取り入れる

食べる順番にも気を配ってみましょう。たとえば最初に野菜や海藻など食物繊維の多い食材、次にタンパク質豊富な肉や魚、最後にごはんやパンなどの炭水化物を食べると、胃の運動がゆるやかになり、食後血糖値の上昇を抑えることができます。

食後に軽く身体を動かす

筋肉を動かしてブドウ糖を消費すると、血糖値の上昇を抑えることができます。運動するときは筋肉量の大きな「太もも」や「ふくらはぎ」を動かすと効率的。テレビを見ながらできる「スクワット運動」や、階段の昇り降りを取り入れてみましょう。

血糖値を上げにくい食品をチョイスする!