ポモドーロ・テクニック

ポモドーロ・テクニックとは、仕事や勉強のタスクを25分ごとに分割して、5分間の休憩をはさみながらきっちり決められた時間でタスクを実施していくという時間管理のテクニックです。

これを実施することで集中力が最大化し、生産性が大きく上がります。この1タスク25分間のことを「1ポモドーロ」と呼び、4ポモドーロごとに長めの休憩を入れることが推奨されています。

ポモドーロ・テクニックは、イタリアのコンサルタントであるフランチェスコ・シリロ氏により1987年に考案されました。当時大学生だった彼は、自分自身の集中力がなかなか持続しないことに悩んでいて、時間の使い方を見直してみたそうです。

そのときに使用したのがトマト型のキッチンタイマーでした。「ポモドーロ」とは、イタリア語でトマトを意味します。このタイマーを使って、何分間の作業であれば人間の集中力が持つかを試行錯誤した結果、最終的に導き出された結論が「25分作業+5分休憩」だったそうです。

このポモドーロ・テクニックは、シリロ氏のWebサイトで公開され、さまざまな人に広まっていきました。彼はその後に本も出版し、2019年には日本語訳版も出版されています。

30年以上前に考案されたアイディアでありながら、時代が変わってもなお多くの人に愛されているテクニックなのです。

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