おすすめ家庭菜園

家庭菜園を始めたいと思っている初心者の方におすすめな、育てやすい野菜や果物を厳選しました。栽培しやすい野菜や育て方を、難易度ごとにご紹介します。プランターでできる簡単で失敗しづらい家庭菜園の野菜や果物を探している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

家庭菜園は安全でおいしい野菜や果実を簡単に作れるため、手軽に始められる趣味としても人気です。

早速始めてみたいけど、最初は簡単に始められて、失敗しづらいものから栽培したいですよね。そんな、何から栽培しようか迷っている方におすすめの野菜・果実を紹介します!

【おすすめ】家庭菜園初心者に人気の野菜・果実3選

様々な料理に使える|ナス

栽培方法・コツ
水、肥料が大好きな野菜です。水は土の表面が乾いたら、肥料は1週間に1回程あげましょう。

高温を好む野菜なので、苗の定植は早植えしないでゴールデンウィークを過ぎた十分に温かくなるころまで待ちましょう。

時期などの基本的な情報植え付け:4~6月
収穫:6~10月
おすすめ品種:千両2号(長期間たくさん収穫でき、実は黒紫色でツヤがあり、やわらかくておいしい)
初期費用:400円~450円

 

夏の定番|キュウリ
《おすすめポイント》温度と日当たりさえ気をつければ、ベランダでも育てやすい
芽が出てから収穫までおよそ60日という短期間で栽培できる手軽さ
様々な料理に使え、1度に収穫できる量も多い
栽培方法・コツ
キュウリの葉や茎は非常にもろく折れやすいので、支柱立てや誘引を行うときは折れないように注意して行いましょう。

キュウリは花が咲いてから7日程度で収穫ができるので、収穫時期を逃さないように気をつけてください。

時期などの基本的な情報植え付け:4~7月
収穫:6~9月
おすすめ品種:ミニキュウリ(病気に強く、たくさん収穫できる)
初期費用:400円~450円

 

甘くて美味しい|トマト
《おすすめポイント》プランターでも簡単に栽培でき、初心者の方でもつくりやすい
ビタミンC、カロテン、リコピン等、とても栄養価が高い
様々な料理に使え、1度に収穫できる量も多い
栽培方法・コツ
太陽の光が大好きな野菜ですので、日当たりの良い場所にプランターなどを用意して栽培しましょう。浅めに植えて、株のまわりに土を寄せると、排水が良くなります。

プランターのサイズに合わせて、収穫する枝の段数を決めて摘心(余分な枝を摘み取る)をします。赤く実ってきたら食べ時です。トマトは朝の涼しいうちに収穫するのが一番おいしいですよ!

時期などの基本的な情報植え付け:4~6月
収穫:5~8月
おすすめ品種:桃太郎(害虫に強く、甘い実ができる)
初期費用:400円~450円

 

家庭菜園の育て方から選ぶ

家庭菜園っていっても多種多様なイメージ。色んな栽培方法があって何が自分にあっているか分からない方も多いでしょう。 家庭菜園のプランから何を育てるか決めるのも一つの手ですので、チェックしてみましょう。

キッチン菜園
外で作業をしたくない方、そんなに量はいらない方におすすめです!お料理の薬味や彩りなどでちょこっとだけ欲しいことありませんか?わざわざスーパーで買うと多すぎて結局捨てるはめに…なんてことになったらもったいないですよね。

キッチン菜園なら、すぐ近くに置いておくことができるのでとっても便利!中には、水だけで育てられる種類もありますよ。

キッチン菜園の例ネギ
シソ
もやし
かいわれ大根

 

プランター菜園
都会に住む方にとって、最も手軽な家庭菜園の方法、それがプランター菜園です!ベランダのちょっとしたスペースで栽培できるのでマンションに住んでる方、お手入れが面倒な方におすすめです。

プランター菜園の例トマト
キュウリ
ナス
ネギ
シソ
イチゴ

 


既に畑を持っていて、本格的に始めたい方におすすめです。ジャガイモやニンジンなどの根菜が向いています。

 

家庭菜園の難易度から選ぶ

最初は簡単な野菜から始めて、様々な種類を育ててみましょう。

ここでは、家庭菜園の中でも簡単な種類を、3段階に難易度をつけて紹介します。星の数が少ない方がより簡単に栽培できます。

とても簡単★☆☆
ズボラでも飽き性の人でも、室内にいながら簡単に栽培できる野菜の紹介です!収穫までの期間が短く、お世話も手間ではないため、まず失敗することはないでしょう。

失敗なし!「かいわれ大根
《おすすめポイント》保温ができる環境であれば一年中栽培できる
大きく育ち、大量に収穫できる
栽培開始してから7~10日で食べられるようになる
種と苗箱があればすぐ始められるので、家庭菜園ビギナーに嬉しい!
栽培方法・コツ
種は大量に蒔くので、多めに入っているものを選びましょう。

カイワレ大根を含め、スプラウトは必ずスプラウト専用の無消毒種子を使用しましょう。一般に売られている野菜栽培用の種子は農薬で種が消毒されていることがあり、これをスプラウト栽培に使用してしまうと非常に危険なレベルの残留農薬が混入してしまう恐れがあります。

スプラウト用のものは必ずタネの袋に「スプラウト用」と明記されていますので事前に確認しておきましょう。

時期などの基本的な情報植え付け:一年中
収穫:一年中
初期費用:100円前後

 

1週間で収穫できる!「もやし」
《おすすめポイント》プランターでも栽培でき、初心者の方でもつくりやすい
光を当てない暗所で栽培するので、年間を通して栽培できる
お世話が簡単なので、家庭菜園ビギナーでも失敗なし!
栽培方法・コツ
ビンでも栽培可能ですが、熱湯消毒を必ず行いましょう。熱湯を注ぎ10秒ほど経ったらお湯を捨てるだけで準備完了です。

使用するビン自体の消毒はもちろん、毎日もやしをすすぐ際も最初につけたネットを外さず、直接もやしに手が触れないようにして洗いましょう。

もやしを含め、スプラウトは必ずスプラウト専用の無消毒種子を使用しましょう。一般に売られている野菜栽培用の種子は農薬で種が消毒されていることがあり、これをスプラウト栽培に使用してしまうと非常に危険なレベルの残留農薬が混入してしまう恐れがあります。

スプラウト用のものは必ずタネの袋に「スプラウト用」と明記されていますので事前に確認しておきましょう。

時期などの基本的な情報植え付け:一年中
収穫:一年中
おすすめ品種:緑豆もやし(一般的に流通しているもやしの9割を占める)
初期費用:100円前後

 

まあまあ簡単★★☆
定期的な水やり程度のお世話ができれば、初心者でも失敗なく栽培できる野菜を紹介します!

薬味に使える!「シソ」
《おすすめポイント》暑さに比較的強く、土質も選ばないため好きな方法で簡単に栽培できる
必要な分だけ収穫できる
栽培方法・コツ
都市部で無農薬プランター栽培する場合、生育初期は防虫ネットを使用すれば、比較的簡単確実に防除できます。

株のサイズが大きく、防虫ネットですっぽり囲い込むことは困難となるため、毎日葉裏をチェックして害虫を見つけ次第、捕殺して防除することになります。

葉の枚数が10枚を超えたら、下葉から順次収穫できます。常に葉を6~8枚残して樹勢を維持するのがポイント。

時期などの基本的な情報植え付け:4~5月
収穫:7~10月
おすすめ品種:青シソ(生育旺盛で耐暑性に優れる)
初期費用:300円前後

 

薬味の定番!「ネギ」
《おすすめポイント》暑さ、寒さどちらにも強く適応性があるため育てやすい
ネギは成長が速いので春先に苗を植えれば、夏までに3,4回は収穫できる
ネギの根元を3,4cm切ったものを苗として使用できるので、家庭菜園ビギナーに嬉しい!
栽培方法・コツ
畑菜園でもプランターでも栽培できますが、ネギは日当たりのいい場所を好むので、苗を植えるときは日陰にならない場所を選びましょう。

水やりはこまめに行い、プランターの土が乾いてきたら、たっぷりと水をやりましょう。多めに水やりを行うため、鉢いっぱいまでに土を入れないよう注意しましょう。

時期などの基本的な情報種まき:4~9月
植え付け:6~11月
収穫:7~12月
おすすめ品種:葉ネギ(種からでも苗からでも、簡単に育てられる)
初期費用:100円前後

 

慣れてきた人向け★★★
家庭菜園に慣れてきたら、こちらの種類に挑戦してみましょう。挑戦といっても簡単な部類になりますので、初心者でも楽しみながら栽培することができます。

見た目も可愛い「イチゴ」
《おすすめポイント》家庭菜園向き!1年を通して何度も収穫ができる四季成り型の品種も多い
ベランダ等の限られたスペースでも栽培できる
見た目も可愛いので鑑賞用としても人気
栽培方法・コツ
イチゴは果実のため施肥は欠かせません。 肥料を十分に与え、やや乾燥気味で育てましょう。

容器は大きい方が土がたっぷり入り、根もしっかりはりますので場所に余裕があれば大きいサイズを選ぶといいでしょう。

時期などの基本的な情報植え付け:8~9月
収穫:4~10月
おすすめ品種:セリーヌ(病気に強く、株自体のスタミナもあるので初心者の方でも大きな実を収穫することができ、 甘味と酸味のバランスがいい美味しいイチゴ)
初期費用:1000円前後

 

食べ応え満点!「ジャガイモ」
《おすすめポイント》栽培期間が約3ヵ月ほどで比較的短い
種イモの15倍もの量が収穫できる
良い種イモを選べば、初心者でも失敗なしで栽培できる
栽培方法・コツ
食用として売られているじゃがいもは、ウィルスに感染している可能性が高いので、必ず検査に合格した専用の種いもを購入しましょう。

植え付ける1か月前に種イモを日光に当てて、丈夫な黒紫色の若芽を伸ばしてあげましょう。発芽促進、黒あざ病菌の予防になります。

イモが肥大してきたら、大きいものは早いうちに探り掘りして収穫を始めると残ったイモの生育が早くなります。

時期などの基本的な情報植え付け:2~3月・8~9月
収穫:6~7月・11~12月
おすすめ品種:とうや(生育の早い早生種です。イモの肥大が早く、丸くて大粒の多収品種で、休眠期間は中程度)
初期費用:400円~450円

 

生でもおいしい!「ニンジン」
《おすすめポイント》栽培期間が約3ヵ月ほどで比較的短い
涼しい気候を好み、根の部分は耐寒性があるので冬の寒さには比較的強い
プランター菜園向きの品種も豊富に揃っている
栽培期間は長いが、害虫に強いため育てやすい
栽培方法・コツ
土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。乾燥させすぎても、過湿すぎても根の質が落ちるので、適湿を心がけます。(表土が乾いてからたっぷり与える)

直根系野菜全般にいえますが、移植は根を痛め、変形根の原因となるため、必ず播種はプランターへの『直播き』とし、ポットからの移植などはしないようにします。

時期などの基本的な情報植え付け:3~5月・7~9月
収穫:5~7月・10~12月
おすすめ品種:ピッコロ(ミニニンジンなので狭いプランターでも良く育ち、極早生種で生育期間が90日と短い)
初期費用:500円~1000円

 

種まきの季節から選ぶ

家庭菜園は1年中できます。同じプランターでも季節ごとに育つ野菜や果物が変化するのは面白いですよね。

プランターで作れる作物を種まきの季節ごとにご紹介します。

春(3月~6月)|枝豆・オクラ・バジル
枝豆
枝豆はスーパーなどでも大量に購入ができますが、家庭菜園で栽培すると甘みが格別に違います!

また一度にたくさんできるので様々な楽しみ方ができます。塩茹ではもちろん、混ぜご飯などにもいいですね

 

オクラ
鮮度が命のオクラは家庭菜園でこそ収穫し立てを食べることができます。

オクラの花はハイビスカスのような形をしており、中心が濃い紫色、外側が柔らかい黄色です。とても綺麗なので栽培中も楽しむことができる野菜です!

 

バジル
パスタやピザにはかかせないバジルはシソ科のハーブです。様々な料理に活用ができるので自宅で栽培されるハーブとしてとても人気です。

水と肥料をたっぷりと与え、アブラムシから守ることがポイントです。

 

夏(7月~8月)|春菊・小松菜
春菊
ビタミンCやカロテンが豊富な春菊はお鍋やサラダに欠かせないですよね。

間引きをしながら大きく育っているものを残すのがポイントです。間引きした春菊ももちろん食べることができます!

11月ごろに本格的に収穫ができるようになります。

 

小松菜
小松菜は種まきから約1ヶ月ほどで収穫ができます。アブラムシや害虫がつきやすいので種まき直後から支柱を立て、防虫ネットを被せることをおすすめします。

 

秋(9月~11月)|ミニ白菜・リーフレタス
ミニ白菜
冬のお鍋に欠かせない白菜がプランターでも作れてしまいます!まず苗になるところまで育て、その後大きめのプランターに植え付けをしましょう。

定植してから40日ほどで収穫ができるので、ぜひお鍋に入れて楽しんでみましょう。

 

リーフレタス
リーフレタスは種まきから収穫までが約2ヶ月と比較的早く、小さなプランターでも栽培ができるので初心者の方におすすめです。

リーフレタスがあるだけで、いつものサラダがとてもおしゃれになりますよ!

リーフレタスには緑リーフレタスと赤リーフレタスがあります。どちらも育てやすいので好きなほうを選んでくださいね。

 

冬(12月~2月)|シシトウ
シシトウは害虫にも強いので簡単に育てることができます。ただし、種から育てると育苗期間が長いため初心者の方は苗から植え付けをすると良いでしょう。

 

春と秋に植え付けができる野菜
春と秋に種まきや植え付けができる野菜は以外と数多くあります。その中でも初心者の方におすすめなのがホウレンソウ・ラディッシュ・カブ・大根の4つです。

ホウレンソウ
ホウレンソウを育てる際にちょうどいいプランターは小型サイズ(45cm~)または中型サイズ(60cm~)です。

種まきの間隔も数センチあけておけば栽培できるので、植物鉢でも十分に育てることができます。

発芽した後、本葉が1-2枚、3-4枚になった際の2回間引きをすると、綺麗に育ちます。

 

ラディッシュ
ラディッシュは日本語で『ハツカダイコン』という名前がついており、種まきから20日ほどで収穫ができてしまうほど難易度が低く、初心者の方も安心して育てることができます。

調度いいプランターは20~40cmの小型サイズで20個以上の収穫ができます。浅いプランターでも栽培ができるのでまさに初心者の方には適しています。

ラディッシュはピクルスやサラダにもでき、色も綺麗なので挑戦してみたいですね!

 

カブ
カブは漬物にしたり、お味噌汁にも入れることができ様々な食べ方がありますよね。またカブの葉っぱにはカロテン・ビタミンB、C・鉄分が含まれているのでぜひ捨てずに食べてみてくださいね!

プランターで栽培する際は小カブをおすすめします。育てやすく、栽培期間も1ヶ月半-2ヶ月程度なので挑戦しやすいですよ。

 

大根
大根をプランターで育てる場合は根が伸びるので深めのプランターを用意しましょう。30~40cmほどあると調度いいです。

大きなプランターが置けない場合はミニ大根の品種もあるのでぜひ挑戦してみましょう。