エンドルフィンの効果で仕事・勉強に活かす

エンドルフィンとは、脳内で情報を伝える神経伝達物質の一種です。なかでも、「脳内麻薬」「脳内モルヒネ」として知られるベータエンドルフィンは、痛みやストレスを和らげたり多幸感をもたらしたりする作用で知られます。それをうまく利用すれば、集中力や記憶力がアップし、仕事や勉強の効率も向上しますよ。

エンドルフィンは仕事や勉強のシーンでどんな効果を発揮してくれるのでしょうか?ドーパミンの効果を持続させ、集中力をアップさせる効果が期待できます。ドーパミンは、脳内の「報酬系」を活性化する神経伝達物質。何かを達成して報酬が得られたとき・得られそうなときに多く分泌され、集中力の向上や快感をもたらします。仕事や勉強で成果を上げられたり、難しい問題を解けたりすると、快感を覚えますよね。これもドーパミンの効果です。

エンドルフィンの分泌につながるのは、運動です。精神科医の樺沢紫苑氏は、やや息が上がる程度の有酸素運動を30分以上することをすすめています。

激辛を食べたあとには、激しいトレーニングを乗り越えたような独特の爽快感がありますよね。それもエンドルフィンの作用です。

笑うことも効果的です。楽しいことや嬉しいことを想像し、笑みを浮かべるだけで、エンドルフィンの分泌が促進されます。