血糖値を抑えながら「秋の味覚」を楽しむ

血糖値を抑えながら「秋の味覚」を楽しむコツとは?

様々な食材が旬を迎える秋は「食事が楽しみ!」という方も多いと思いますが、実は“秋の味覚”は想像以上に糖質が高いことはご存じでしょうか。

ただし、糖質に負けないくらい栄養価も高いのです!美味しい上に栄養たっぷりな秋の食材を楽しみたい…という方は必見。今回は、秋の味覚の「糖質量」と「血糖値を抑えながら食事を楽しむコツ」をご紹介します。

 

秋になると食欲が増えるのはなぜ?

「秋になるとお腹が空きやすくなる…」「食べる量が増えがち…」と感じたことはありませんか。旬の食材が豊富な季節で“食欲の秋”と呼ばれるくらいなので、当然のようにも思えますが、そもそもなぜ秋になると食欲が増すのでしょうか。

“食欲の秋”には「脳内物質」が関係していた!?

セロトニンという食欲を抑える働きがあるホルモンは、日光に当たる時間と比例して分泌されるのですが、日照時間と日射量は9月~10月にかけて急激に減少します。秋に食欲が増える一因として、日照時間が短くセロトニンの分泌量が減るためと言われています。

実はこんなに高い!?秋の味覚の「糖質量」にご用心!

秋の味覚は、美味しくても「糖質」の高さが気になるところ…。そこで、代表的な秋の味覚を4つピックアップしました。「糖質」の高さはネックではありますが体に良い栄養も豊富に含まれているので、糖質量と栄養の両面から見ていきましょう!(※各食材の100gあたりの糖質量を角砂糖1個…約3gとして算出)

①さつまいも

 

※手の平サイズ1本分の場合
■ でも! ビタミンCがリンゴの約5倍!

さつまいもには、コラーゲン生成に役立つビタミンCがタップリと含まれています。その他、抗酸化作用や免疫力を高める働きもあるので、健康と美容のためにも積極的に摂りたい秋の味覚です♪

②栗

※大サイズ4粒分の場合
■ でも! ビタミンB1がカボチャの約2倍!

甘くて美味しい栗には、様々な栄養がバランス良く含まれています。その中でもエネルギー代謝に役立つビタミンB1は、疲労回復を促してくれるうれしい成分なので、栗は手軽につまめるエネルギー源と言えます!

③ぶどう

※手の平サイズ1房分の場合
■ でも! 4大効能を持つスーパーフルーツ!

ぶどうには、長寿遺伝子を活性化させるレスベラトロールが豊富に含まれており、疲労回復、老化予防、美肌効果、アレルギー緩和の4大効能があると言われています。ワインが健康に良いと言われるのも納得ですね♪

④新米

※小さめのおにぎり1個分の場合
■ でも! 秋の味覚No.1のパワーフード!

新米ならではのふっくらご飯は秋の楽しみの一つ。体づくりに欠かせないタンパク質や抗酸化作用のあるビタミンE等、様々な栄養があり、ランニングなど、運動前の栄養補給としてもオススメです♪

「血糖値を急上昇させない」3つのコツ!

意外にも糖質量の多い秋の味覚ですが、せっかくの栄養摂取のチャンスなので美味しく食べたいですよね。実は、ちょっとした工夫をするだけで糖質はしっかりコントロールできるので、ここでは簡単な3つのコツをご紹介します。

コツ①【時間帯】…おやつにするなら「15時前後」に!

タンパク質が持つ脂肪を溜め込む働きは15時頃に最も弱くなると言われています。また、15時~18時は体温が高まりやすくエネルギー代謝の良い時間帯でもあるため、15時前後に食べることを意識しましょう。小腹が空いた時のちょっとしたおやつとして食べられるのはうれしいですね♪

コツ②【食べ方】…「ベジファースト」で食欲を抑える!

野菜や海藻類を最初に食べる「ベジファースト」は、ゆっくり消化されるうえに歯ごたえもあるので満腹感を感じやすくなります。また、最初に糖質の高いものを食べてしまうと血糖値が急上昇しやすくなるため、食事をする際には食べる順番に気を付けてみてください!

コツ③【食材選び】…「1日1種類ルール」でプチ糖質制限

糖質の高い秋の味覚は「1日1種類まで」と決めるだけで、無理をしなくても自然に糖質制限ができます。食物繊維が豊富で低カロリーなきのこ類や良質なタンパク質が摂れるサンマ等、ヘルシーな秋の味覚と組み合わせるのも◎!食材選びに気を付けるだけなので、早速今日から意識してみましょう♪